こんにちは。
K2FP事務所の栗山です。
朝晩と少しずつ冷え込んでくるようになり、季節はすっかり秋ですね。こういう季節の変わり目は体調を崩しやすいので注意してください。
さて、今日は知っているようで意外と知らない団体信用生命保険(以下、団信)のお話をしていきたいと思います。住宅ローンを組もうとしている方は一度は聞いたことがあると思いますが住宅ローンを組んでいて、もし借りている方が途中で万が一亡くなってしまった場合、ローンは保険金で支払われ残された家族は支払う必要がなくなります。ご存知でしたよね?
この保険を団信と言うのですが、大体の金融機関で扱っている住宅ローンは団信加入が必須です。例えば茨城県の代表的な銀行の一つである常陽銀行さんを例に挙げるとすべての住宅ローン商品で団信加入が必須事項になっています。中には過去の持病が原因で団信加入が難しい方に、金利に0.3%上乗せで加入できるワイド団信と言う商品も登場しています。そのほかにも0.1%の金利上乗せで加入できる8大疾病タイプ(がんと診断確定でローンが保険金で支払われます)なども存在します。ワイド団信や8大疾病の掛金は借りる側の負担ですが、通常の万が一にのみ備える団信掛金は銀行の負担です。
保険商品的に考えた場合、8大疾病タイプの保障力ってすごいです。金利が0.1%上乗せになるので、例えば3000万借りていた場合30年間で負担する掛金は約50万円ほどです。1年あたり17,000円弱で加入でき、尚且つがんになった場合3000万のローンが無くなるというのは、一般的な生保商品と比べてものすごく安いと個人的には思います。通常のがん保険で診断給付金が3000万なんてありませんしね。
団信だけで比較した場合銀行のローンは素晴らしい商品なのですが、最近よくご相談いただくフラット35は団信が任意加入です。まあ、任意加入とはいえ加入しない人はほとんどいませんが…。フラット35の団信ですが、任意加入ですので掛金は借りる人の負担になります。フラット35は申し込みの際に団信の申込書も同時に出されることがほとんどですので、皆さん流れるように申し込むと思いますが、それ少し考えたほうがいいです。
保険会社の商品にもよりますが、一定の年齢の方まではフラット35の機構団信より民間保険会社の収入保障保険のほうが安い場合があります。ちなみに、フラット35の団信掛金は借り入れ額(年々減少するので借入残高)×0.358%で大体算出できます。ご自身の借入金額から保険料を算出することをおススメします。
いずれにせよ団信またはそれに準ずる保険への加入は必須だと思いますので、損しない賢い加入をして安心した住宅ローンライフを送りましょう。