カテゴリー別アーカイブ: 保険

何のために火災保険に加入するのか?

こんにちは。

K2FP事務所の栗山です。

先日、住宅ローン相談を専門としているFPの集まりが東京であり、その中で聞いた役に立つお話を今日はご紹介しようと思います。

突然ですが、皆さんは自分がどういう火災保険に加入しているかご存知ですか?

言い換えるとどんな時に火災保険に保険金を請求できるかご存知ですか?

496914

火災保険という名前の通り、上のイラストのような火災はもちろん請求できます。最近ではほとんどのご家庭が総合火災保険に加入していると思いますので、火災以外にも台風や雪、竜巻なども支払いの対象になります。総合火災保険にご加入の方は家に受けた被害が以下の通り分類されます。

火災など:火事、落雷、破裂・爆発

風災・雹災:台風で屋根や瓦が飛ばされて雨漏り、竜巻、雹が降ってきて屋根が壊れた

雪災:私の自宅で一度だけ請求しました。屋根から雪の塊が落ちプラスチックでできた屋根が壊れました。ちょっと見づらいですが、下の画像がその時のものです。

DSC_0825

DSC_0825

水災:洪水などで床上浸水になった時(床下浸水では支払い対象になりません)

外部からの物体の衝突・飛来・落下:飛び石や車の当て逃げが多いです

水濡れ:設備の故障が原因で水道や下水が漏れ出し水浸し

労働争議に伴う破壊行為:デモや暴動に巻き込まれ家が壊される

盗難:ドロボーに窓やカギを壊される

不測かつ突発的事故:実は一番多く請求しているかもしれません

以上のように分類されます。

通常は上記プラス地震保険を加入してフル装備な保険になるのですが、地震保険の支払いについてはまたの機会に詳しくお話するとして、今日は突発的な事故についてお話ししたいと思います。

家が火事になったら保険請求しますよね?

台風で屋根が飛ばされたら保険請求しますよね?

小さなお子さんがおもちゃを落として床に穴を空けてしまった。請求しますか?

模様替えしようと思い、ソファーを運んでいたら壁にぶつけて穴を空けてしまった。請求しますか?

%e4%b8%8d%e6%b8%ac%e3%81%8b%e3%81%a4%e7%aa%81%e7%99%ba%e7%9a%84%e4%ba%8b%e6%95%85%e2%91%a0

この4つの例ですが、故意や重過失がなければすべて支払い対象になる事故です。火事や台風は想像できると思いますが、お子さんの予期しない行動やご自身のうっかりミスまでも火災保険の対象になるとはご存じなかった方も多いと思います。

私の実務経験上、支払い件数で一番多かったものは東日本大震災絡みですが、二番目に多いのは不測かつ突発的な事故かもしれません。

加入時に保険の担当者は説明しているはずですが、皆さんそんなことは忘れるものです。特にこんなことで保険出るの?と思って「どうせ出ないだろうからいいや」と請求しない方は非常に多いです。

保険は困ったときにお金が出るから保険なんです。加入してからがスタートだということを忘れないでください。

 

K2FP事務所に無料相談を申し込む!

団体信用生命保険ってすごいですよね。保険的に。

こんにちは。

K2FP事務所の栗山です。

朝晩と少しずつ冷え込んでくるようになり、季節はすっかり秋ですね。こういう季節の変わり目は体調を崩しやすいので注意してください。

さて、今日は知っているようで意外と知らない団体信用生命保険(以下、団信)のお話をしていきたいと思います。住宅ローンを組もうとしている方は一度は聞いたことがあると思いますが住宅ローンを組んでいて、もし借りている方が途中で万が一亡くなってしまった場合、ローンは保険金で支払われ残された家族は支払う必要がなくなります。ご存知でしたよね?

この保険を団信と言うのですが、大体の金融機関で扱っている住宅ローンは団信加入が必須です。例えば茨城県の代表的な銀行の一つである常陽銀行さんを例に挙げるとすべての住宅ローン商品で団信加入が必須事項になっています。中には過去の持病が原因で団信加入が難しい方に、金利に0.3%上乗せで加入できるワイド団信と言う商品も登場しています。そのほかにも0.1%の金利上乗せで加入できる8大疾病タイプ(がんと診断確定でローンが保険金で支払われます)なども存在します。ワイド団信や8大疾病の掛金は借りる側の負担ですが、通常の万が一にのみ備える団信掛金は銀行の負担です。

保険商品的に考えた場合、8大疾病タイプの保障力ってすごいです。金利が0.1%上乗せになるので、例えば3000万借りていた場合30年間で負担する掛金は約50万円ほどです。1年あたり17,000円弱で加入でき、尚且つがんになった場合3000万のローンが無くなるというのは、一般的な生保商品と比べてものすごく安いと個人的には思います。通常のがん保険で診断給付金が3000万なんてありませんしね。

団信だけで比較した場合銀行のローンは素晴らしい商品なのですが、最近よくご相談いただくフラット35は団信が任意加入です。まあ、任意加入とはいえ加入しない人はほとんどいませんが…。フラット35の団信ですが、任意加入ですので掛金は借りる人の負担になります。フラット35は申し込みの際に団信の申込書も同時に出されることがほとんどですので、皆さん流れるように申し込むと思いますが、それ少し考えたほうがいいです。

保険会社の商品にもよりますが、一定の年齢の方まではフラット35の機構団信より民間保険会社の収入保障保険のほうが安い場合があります。ちなみに、フラット35の団信掛金は借り入れ額(年々減少するので借入残高)×0.358%で大体算出できます。ご自身の借入金額から保険料を算出することをおススメします。

いずれにせよ団信またはそれに準ずる保険への加入は必須だと思いますので、損しない賢い加入をして安心した住宅ローンライフを送りましょう。

 

K2FP事務所に無料相談を申し込む!

個人年金って必要か?

こんにちは。

K2FP事務所の栗山です。

先日伺ったお客様にこんなことを聞かれました。

お客様「この個人年金って続けたほうがいいの?」

意外とみんな入っている個人年金。本当に必要でしょうか?

 

入っている商品や条件、入った時期にもよりますが、個人年金の現状は微妙です。

どのくらい微妙かと言うと、某生命保険会社が個人年金の販売を停止しました。

運用できないから(しても儲からないから)販売停止というわけです。

保険会社の運用指標の一つである国債の金利が下落していることが大きな理由の一つです。

 

金利が下落というか現在(2016年5月18日)利回りがマイナスになっているわけですから、

そりゃ保険会社もしんどいですよねという話です。

 

個人年金は老後への大事な備えですが、老後への大事な備えの前に今の生活を豊かにすることのほうがずっと大事だと私は考えます。

現在加入している個人年金を続けたほうが良いかわからない方は是非私にご相談ください。

 

 

K2FP事務所に無料相談を申し込む。