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結婚したから保険に入るは大体の場合間違い

こんにちは!

ツナリバの栗山です。

 

先週、筑波山のふもとにある北条大池でお花見をしてきました。

ちょっと曇っていましたが桜は映えますね。花粉症も収まってきたので春を満喫した一日でした。

 

さて、最近のブログでは住宅ローンの話が多かったので、今回は保険の話をしていこうと思います。先日あるお客様より相談を受けたことなのですが「結婚したら保険に入った方がいいですか?」という質問を私なりに解説していきます。

結婚したから保険に入らないといけない…と勘違いされている方は非常に多いです。

すでにお子さんがいる。または誕生の予定である場合はこの限りではありませんが、夫婦二人だけの場合で二人ともサラリーマンであれば、別に入る必要ないです。ただし、種類によっては加入した方がいいものもありますので、以下代表的な保険の種類を説明していきます。


まず有名なのが死亡保険。

これは単純で、保険を掛けられている方が亡くなるか、重度の後遺障害状態になってしまった際にお金が支払われます。人によって様々ですが1,000万~3,000万くらいの保障に入っている方が多い印象を受けます。

 

次に医療保険。

毎日のようにテレビで「入院すると一日1万円出ます! 終身保障で先進医療も対象!」みたいなCMが流れていますが、要は入院や手術をした際にお金がもらえます。

 

次はガン保険。

これもCMでジャンジャン流れていますね。がんと診断されたらお金が出ます。保険によってはその後の入院や手術も出ます。商品にもよりますが、基本的にがん以外の病気は出ません。

 

最後に個人年金。

これは保険というより貯金です。各社様々な商品がありますが、ここ最近人気なのは外貨建ての個人年金です。外貨建てでも日本円建てでも決められた年齢までお金を積み立てて、積立が終わったら決められた方法で積み立てたお金を受け取る。国の年金を自分で補完するような商品です。契約方法によっては個人年金保険料控除の対象になります。


他にも一時払い終身や、介護保険、変額保険などもありますが、とりあえず代表的な4つの保険を簡単に解説しました。

 

保険ってなんで入るのか?

という根本的な話なのですが

「起きたら(金銭的に)困る出来事があって、それが起きる確率は高くないけど、もし起きちゃったら困るから、入る」

これが保険加入の基本的な考え方だと思います。生命保険以外の火災や自動車なんかはまさにコレですよね。

 

ここで大事なことは金銭的に困るから入るわけです。結婚したから保険に入るわけではありません。起きちゃったら金銭的に困る出来事に備えるために入るのです。

結婚されてお子さんがいない場合はしばらく夫婦二人の生活です。

もし、万一配偶者が亡くなってしまったときに金銭的に困りますか?

働きたくないとかの話はとりあえず置いておいて、お子さんがいない場合、働けば自分一人食べて行く分は何とかなるはずです。ということは、自分が亡くなってしまった場合にいくらか配偶者に残したいと思わなければ、死亡保険に加入する必要はありません。

 

また医療保険に関してですが、ご自身と配偶者の健康保険証によって加入する必要性があったり無かったりします。これは説明すると長くなってしまうのでまたの機会にしますが、大企業等の独自の健康保険組合に加入されている方は加入する必要性が低い場合が多いです。医療保険の入り方に対する考え方は様々ですのでこれも機会を設けて記事にしていきたいと思います。

 

さて、ガン保険です。

これは個人的な考えですが、医療保険に比べると加入する優先順位は高いと考えます。

ガン治療を考えた場合、病院へ支払う治療費は高額療養費制度を使い、ある程度の貯蓄があれば何とかなります。ただし、治療期間が長期に渡る場合を考えると、金銭的な負担は大きくなっていく傾向がありますので、そこを保険でカバーできるのであれば、金銭的にも精神的にも負担は和らぐはずです。商品にもよりますが、医療保険と比べ毎月の掛け金も安い傾向がありますので、ガン保険に未加入の方は加入を検討してみてください。

 

個人年金についてはiDeCoや積み立てNISAと比較する必要があります。特にiDeCoの税制優遇は素晴らしいものがありますので、まずは各商品を研究し、余裕があれば始めるという認識でいいかと思います。

 

いかがだったでしょうか?

結婚して子どもがいない場合に保険に入る必要はほぼありません。

 

こういうことを保険販売できる立場である私が言うのもなんですが、保険の見直しや新規の加入を保険屋さんに勧められる、またはご自身で考える前に、健康保険や遺族年金・障害年金についての制度をざっくり知るだけでも無駄な保険に加入してしまうリスクは格段に減らせます。

 

結局保険も普通の買い物と同じで、必要な時に必要なものに加入すればいいのです。

参考にしていただければ幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

保険の見直しについてツナリバへ相談する!

ライフプランは必要か?

こんにちは!

ツナリバの栗山です。

 

今週の中ごろには東京でも桜の開花宣言が出されるようですね。

日ごとに暖かくなっていく季節はとても気持ちがいいものですが、

相変わらず花粉症に悩まされています(笑)

 

さて、今日はライフプランについて書いていきたいと思います。

 

 

会社経営者の方や経理のお仕事をされている方は、キャッシュフローという言葉を聞いたことがあると思います。

現金の流れを表すもので、売り上げ等の入ってくるお金から支払った経費を引き、いくらお金が手元に残るかを出していくものなのですが、これの家計版がライフプランと呼ばれるものです。

 

家計版ですので、お給料やボーナス・臨時収入から必要になる生活費や教育費を差し引き、単年ごとに収支を出すのですが、将来の予測も同時に出していきます。

 

例えば3000万円の住宅ローンを組んだ場合、今月のフラット35金利で計算すると35年借入で

毎月88,512円を支払っていきます。

この毎月88,512円を35年にわたって支払っていった場合、家計が破たんすることはないか?

キツイ生活になってしまわないか?等をシミュレーションしていきます。

もちろん将来お給料が上がるか?といったことや、物価の変動も加味して作成します。

一般的にライフプランを作成した上で、家計が赤字になったり、

生活が苦しくなったりするような

結果が見えているのであれば、住宅購入を見送るのが得策です。

苦労して家を買ってもその後にもっと苦労するようなことが待っているようでは、

何のために家を買ったかわからないですからね。

 

ですので、家を買ったり、大規模なリフォームをしたり等の大きなお金が出て行く時や

それに伴う借り入れを起こす場合、ライフプランの作成をすることを強くおススメします。

もちろんあくまで机上の計算ではありますので、ライフプラン通りに生活が推移していく

わけではありませんが、一定の指標にはなってくれます。

 

ライフプランの作成はFPに作成を依頼することもできますが、

最近では無料のライフプランアプリやフリーのエクセルシートなどもありますので、

自信のある方はお金をかけずに作成することも可能です。

私のお客様でもご自身で作成し、第三者の意見を確認するため相談を依頼されることも

多くなりました。

 

最後にライフプランの注意点ですが、住宅などの大きなものを購入し、

明らかに家計が破たんするようなケースを破綻しないように修正することは簡単です。

もし、ライフプランの作成を依頼する場合、作成する方がどこを向いて作成しているのかを

よく確認した上で指標としてください。

 

次回は変動金利vs.固定金利2019春をお届けしようと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ツナリバへ相談する!

 

金は命より重くない。

こんにちは。

K2FP事務所の栗山です。

 

早いもので2017年も折り返し地点に来ました。ここ最近はご相談を受けていたお客様がほぼ解決し、のんびりとした日々を送っています。今年は資格試験が2つほど控えているのでこの機会を利用して勉強です。

ただ、昔からそうなのですが家で勉強しようとするとどうにも集中できない性格で、すぐにネットサーフィンをしたり本を読んでしまったりと、やることの優先順位が狂ってしまいます。今日はそんな優先順位についてのお話です。

私はお客様に住宅ローンや保険、家計の診断をしていますが、その際にほぼ必ずライフプラン表を作成しています。そのライフプランを作る際に必ず決めている優先順位があります。ライフプランとはお金の入り方(収入)使い方(支出)の未来予想図ですので、人によって優先することは様々です。例えば老後が不安なのでたくさん貯金したいであるとか、多少無理しても理想の家に住みたいとか、いい車に乗りたいから家は小さくていいなど、これまで累計で500世帯以上相談に乗ってきましたが本当に人によります。

人によりますが、お客様からの話を聞いたうえで必ず私の優先順位のお話をしています。私がライフプランを組む上での優先順位は以下の通りです。

 

①お客様と家族が健康でストレスの少ない生活を過ごすためのお金がある事

②お客様が家族や友達、大切な人と楽しく過ごすためのお金がある事

③お客様と家族の生活費が最低6か月分確保してあること

④お客様と家族が万一の際お金に困らないこと

⑤お客様と家族が将来お金に困らないこと

 

この①~⑥が私の優先順位です。

順位1位は私の経験からですが、何といっても人間体と心が資本です。会社を首になっても、自分の会社が倒産しても、体と心が元気であればとりあえず何とかなります。そのために、健康診断や人間ドックに支払うお金。それと同時に順位2位である、楽しく過ごすためのお金をまずは確保すべきと考えます。これらが程度の差こそあれまったく捻出できなければ家計は早晩破綻します。

次に大切なのが順位3位の生活費の確保です。頭金ゼロで家は建ちますが、何かあった際生活費はドンドン出ていきます。それを保障する保険もありますが、最低生活費の半年分くらいは確保したいものです。

ようやく4位と5位に保険や積み立てが入ってくるという形です。

いかがだったでしょうか?

家を建てたい。貯金を頑張りたい。素晴らしいことだと思いますが、まずは地に足を着けて何が自分にとって一番大切なことか、お金を使わなければいけないことかをよく考えてプランを組んでいきましょう。

 

過去の私がそうですが、金は命より重くありません。某漫画ではそんなことを言っていましたが、体と心をすり減らしてローンの返済や、投資、貯蓄に頑張っても本当に手に入れたい生活にはならないはずです。無理をせず、根性出さず、出来ることから始めてみましょう。

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